Nikkan NO.3 トランペット 1962年 日本管楽器㈱製 アトリエカスタム ■1960年代前期の純国産プロフェッショナルモデル 1962年に製造されたNikkanのプロフェッショナル用途のトランペットです。1950年代にアメリカの”CONN 22B（New York Symphony）”を参考に製造された学校備品用途のNO.2トランペットを1960年前後に全国各地で編成された、自衛隊、警察、消防等の音楽隊のプロ奏者の要求を満たすスペックで機能をアップグレードした。当時（1960年前後）の国産最高峰のトランペットです。当然、値段も高く、生産数も限られ、現存数は極めて少ない希少モデルです。 本器は当工房内でさらに現代的な機能を実装し、アンサンブルにも違和感なく持ち込めるスペックを実現しました。 そしてこのNO.3は現代のピストンバルブタイプのトランペットでは入手が極めて困難な細管（MSボア）で、ファンファーレ的な響きを要求されるシンフォニーに最適です。 本器はMSボアを採用した特殊なトランペットです。初心者にはあまりお薦めしません。初心者の方には主流のMLボアのトランペットをお薦めします。カスタマイズのベース器は60年前の1962年製造品です。 ■カスタマイズ内容 ①1stスライドをリバースにリビルド、サドルタイプのサムフックを追加 ②3rdスライドにスライドストッパーを設置 ③3rdスライドのフィンガーリングを固定タイプに換装 ④3rdスライドのブレースを2本にリビルド ⑤チューニングスライド、3rdスライドのウォーターキーをプッシュバルブ方式のアマドタイプに換装。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ★出品内容 ・日管No.３本体（1962年 日本管楽器㈱製造） ・Nikkan MS5 マウスピース ・Nikkan　シングルケース ★コンディション ・ラッカー残存率は約70% ・スライド、ピストンバルブの気密性の劣化は殆どありません。 ・目立つ凹みは殆どありません。演奏に影響しない程度の、打痕は残っています。 ・改造、補修にともなうハンダ痕やラッカーの剥げがあります。 ・本器はヴィンテージ器です。バルブオイルの選定など、現在の楽器と違う取り扱いが要求されます。